アトピー性皮膚炎の診断には、国内外の様々な診断基準が用いられています。
英国のガイドラインや世界的にも使用されている下記のUKWP(The U.K. Working Party)の診断基準として、以下があります。
- お子さんは皮膚がかゆい状態である。または、両親から子どもが皮膚を引っかいたり、こすったりしているという報告がある。
- お子さんはこれまでに肘の内側、膝の裏、足首の前、首のまわり(9歳以下は頬を含む)のどこかに皮膚のかゆい状態がでたことがある。
- お子さんは喘息や花粉症の既往がある。または、一等親以内に喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の既往がある。
- 過去12か月の間に全身の皮膚乾燥の既往がある。
- 関節の内側の湿疹(3歳以下は頬・おでこ・四肢外側を含む)が確認できる。
- 1歳以下で発症している(3歳以下のお子さんにはこの基準を使わない)。
お子様や赤ちゃんのアトピー施術について
お子様や赤ちゃんの施術では、刺さない鍼(てい鍼)やボディブラシなどで施術を行っていきます。
かゆみが出ている皮膚の熱を取っていくようにボディブラシなどで優しく皮膚を撫でていきます。
また、胃腸を整えていくツボに刺さない鍼で刺激をしていきます。
必要であればツボに対して温めるような施術も行っていきます。
その際はお灸ではなく、ドライヤーや火を使わないお灸などで温めていきます。
施術時間は5分から10分程度ですが、小学生以上からは施術時間が伸びていきます。
赤ちゃんや小さなお子様は、気が動きやすく、あまり長い時間施術をしてしまうとかえって悪化してしまうことがあるため短い時間でストレスなく施術を受けてもらうことを心がけています。
また、出張がメインになりますのでご自宅で安心した状態で施術を受けていただくことができます。
また抱っこしてもらいながらの施術もできますので、お子様が嫌がったり怖がったりしないように工夫しながら施術を行っていきます。
小学生以上のお子様では、もう少し長い施術時間で身体の中の状態(胃腸の状態やストレスなど)も一緒に改善を行っていきます。
また、皮膚科で処方されているお薬は併用しながら少しずつ減らしていき、いずれ使用しなくてもいい状態していくことを目標としていますので、徐々に身体の状態を改善していくように施術を行っていきます。
また、施術の際はアルコールのような刺激の強い消毒は避け、表面を濡れタオルなどで清潔にしてから施術をしております。
それでも刺激やかゆみを感じるようであればご相談ください。